教育費ガイド

NISAは教育費に使っていい?非課税枠を崩すリスクと正しい考え方

更新日:2026-05-29 / 全学年 / 教育費積み立て・NISA・取り崩しリスク

結論:NISAは教育費に使っていい。ただし「いつ取り崩すか」に注意が必要

「NISAで積み立てたお金を教育費に使っていいの?」という疑問に対する結論は、教育費として取り崩すことは問題ありません。ただし取り崩すタイミングと残った枠の扱いに理解が必要です。

NISAは「老後資金専用」ではありません。教育費・住宅購入・緊急時など目的を問わず使えます。


NISAを教育費に使う場合の基本知識

取り崩しはいつでもできる

NISAで購入した投資信託・株式は、申請すればいつでも売却・換金できます。特定の年齢や時期の制限はありません。

取り崩すと非課税枠はどうなる?

内容 新NISAの扱い
売却した分の非課税枠 翌年以降に再利用可能(売却した買付金額(簿価)分が翌年に復活)
同年中の再利用 不可(同じ年度内は再投資できない)
売却益・配当 非課税のまま受け取れる

新NISAでは取り崩した枠が翌年に復活するため、教育費として一時的に使っても後から積み立て直せます。


教育費目的のNISA活用で注意すべきリスク

リスク①:入学直前に相場が下落していると損する可能性がある

大学入学直前(高校3年生〜大学1年生の春)に相場が暴落した場合、積み立てたNISAの評価額が大幅に下がる可能性があります。

対策:大学入学の1〜2年前から段階的に現金化を進める「出口戦略」を事前に決めておく。

リスク②:教育費として使うと老後資金が減る

同じ口座から教育費を出すと老後資金が目減りします。

対策:夫婦でNISA口座を2つ持ち、1つを教育費専用・もう1つを老後資金専用にする役割分担で隔離する。

リスク③:早期に取り崩すと運用期間が短くなる

小学生の教育費(塾代など)のために早期に一部取り崩すと、複利の恩恵が小さくなります。

対策:大学入学時の大きな費用に絞って使う。日常的な塾代・習い事費は家計の現金収支から出す。


教育費目的でNISAを使う理想的な手順

積立フェーズ(子どもが0〜16歳)

  • 月3〜8万円をNISAのつみたて投資枠で積み立てる
  • 取り崩しは大学費用のためだけに温存する
  • 日常的な塾代・習い事費は現金収支から出す

出口フェーズ(子どもが16〜18歳)

  • 大学入学の1〜2年前から段階的に一部売却→定期預金に移す
  • 入学直前に必要額を全額現金化する
  • 残った残高は継続保有(老後資金)

取り崩し後(子どもの大学卒業後)

  • 教育費として使った分の非課税枠を翌年以降に再利用
  • 老後資金の積み立てを再強化する

積み立てをやめずに続けることが最も重要

教育費のためにNISAを使うことは正しい判断です。しかし最も大事なのは**「長く続けること」**です。相場が下がっても積み立てを止めず、淡々と続けることで複利効果が最大化されます。


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※投資には元本割れのリスクがあります。余裕資金の範囲で検討してください。


よくある Q&A

Q. 教育費として使った後、NISAに積み直せる?

A. はい。新NISAでは売却した分の枠が翌年に復活するため、翌年以降に積み直しができます。

Q. NISAで損している状態で教育費に使うべき?

A. 相場が下落している時期に取り崩すと損失が確定します。どうしても必要な場合を除き、可能であれば相場が回復するまで待つか、預貯金から先に出す方が得策です。

Q. 学資保険とNISAを両方持っている場合、どちらを先に使う?

A. 学資保険は満期が決まっているため、満期のタイミングと入学時期を合わせている場合は学資保険を先に使い、NISAは長期運用を継続する方が合理的です。


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