40代共働きがNISAで教育費を積み立てるのは遅い?残り時間と必要額を試算
結論:40代スタートは遅くはない。ただし月額を多めに設定し預貯金も併用が必要
「40代になってしまったがNISAで教育費の積み立てを始めて間に合う?」という不安は多くの親が感じることです。
結論から言えば、40歳で子どもが小学校低学年なら運用期間が8〜12年あり、NISAは十分間に合います。ただし30代スタートに比べると月額を高く設定する必要があり、元本割れリスクへの対策も重要になります。
40代から始める場合の運用可能年数
| 親の年齢 | 子の年齢 | 大学入学まで | 運用期間 |
|---|---|---|---|
| 40歳 | 0歳 | 18年後 | 18年 |
| 40歳 | 5歳 | 13年後 | 13年 |
| 42歳 | 5歳 | 11年後 | 11年 |
| 42歳 | 8歳 | 8年後 | 8年 |
| 45歳 | 5歳 | 8年後 | 8年 |
| 45歳 | 10歳 | 3年後 | 3年(NISAよりも預貯金を優先) |
40歳スタートで子どもが小学生なら8〜18年の運用期間があり、NISAの活用は現実的です。
40代スタート・積立額別シミュレーション
運用期間10年のケース(例:40歳・子8歳)
| 月積立額 | 元本 | 年利3%試算 | 年利5%試算 |
|---|---|---|---|
| 月3万円 | 360万円 | 約418万円 | 約467万円 |
| 月5万円 | 600万円 | 約697万円 | 約778万円 |
| 月8万円 | 960万円 | 約1,116万円 | 約1,245万円 |
私立大学・自宅通学の目標430万円に対して、月5万円・年利5%で約778万円。教育費を十分カバーできます。
運用期間8年のケース(例:42歳・子8歳)
| 月積立額 | 元本 | 年利3%試算 | 年利5%試算 |
|---|---|---|---|
| 月5万円 | 480万円 | 約534万円 | 約589万円 |
| 月7万円 | 672万円 | 約748万円 | 約825万円 |
月5万円でも約589万円(年利5%)。国立・私立文系の目標をカバーできます。ただし8年では元本割れリスクも高まるため、定期預金との組み合わせを推奨します。
※すべて元本割れリスクあり。運用成果を保証するものではありません。
40代が気をつけるべきリスク管理
リスク①:取り崩し直前の相場下落
子どもが高校3年生のタイミングに相場が暴落すると、NISAの評価額が大きく下がる可能性があります。
対策:大学入学の1〜2年前から段階的に現金化する「出口戦略」を事前に計画する。
リスク②:教育費と老後資金の競合
40代は教育費ピークと老後資金積立が重なる時期です。NISAを教育費に全振りすると老後資金が不足するリスクがあります。
対策:夫婦2口座を活用し、一方を教育費専用・もう一方を老後資金専用にする役割分担を明確にする。
リスク③:積立期間が短く月額負担が大きい
30代スタートに比べて積立期間が短い分、月額を多く設定する必要があります。家計への負荷が増えるため、継続できる金額に設定することが重要です。
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※投資には元本割れのリスクがあります。余裕資金の範囲で検討してください。
40代から始める場合の現実的なプラン
ステップ1:現状の資産を棚卸しする
まず既存の貯蓄・学資保険の満期額・退職金見込みを確認します。NISAで積み立てる「不足分」を特定することが先決です。
ステップ2:子どもの年齢に合わせた積立期間を設定する
子どもが8歳なら運用期間は10年。この期間にできる積立額(月5〜8万円)をシミュレーターで確認してください。
ステップ3:奨学金・教育ローンも選択肢に入れる
40代の場合、教育費と老後資金の両立が難しくなることもあります。無理に全額準備しようとせず、給付型奨学金や国の教育ローン(日本政策金融公庫)も選択肢として持っておくことが家計の安定につながります。
よくある Q&A
Q. 40代でNISAを始めても老後資金に間に合う?
A. 子どもの大学卒業(子どもが22歳)時に親が62〜65歳であれば、そこから老後資金への積立にシフトできます。教育費が終わってからNISAを増額する計画も有効です。
Q. 積立定期とNISAのどちらが40代には向いている?
A. 残り10年以上あればNISAが有利(非課税メリット)。残り5〜6年以下になると相場リスクが高まるため、積立定期を増やすバランスが適切です。
Q. 40代は子どもの教育費よりも老後資金を優先すべき?
A. どちらを優先するかは一概には言えません。子どもの進学意思・奨学金の利用可否・親自身の退職時期によって判断が変わります。FPへの個別相談も検討してください。
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