教育費ガイド

教育費ピークはいつ?子どもの年齢別の山場と家計シミュレーション早見表【2026年版】

更新日:2026-05-07 / 全学年 / 教育費・資金計画

結論:教育費ピークは「子どもの高3〜大学1年生」——2人いれば2回くる

結論から言うと、1家庭あたりの教育費ピークは子どもが高校3年生〜大学1年生の時期に集中します。受験費用・入学金・初年度授業料が一度に重なるためです。

子どもが2人いる場合は、中学受験期(第1子小4〜小6)と大学入学期(第1子大学×第2子高校)の2回のピークが訪れます。

「うちのピークはいつ?」がわかれば、逆算して今から積み立てや家計調整ができます。この記事では子どもの年齢・進路別に教育費ピークの時期と年間費用を早見表で整理し、具体的な準備のヒントを解説します。


教育費ピークの仕組み:なぜ高3〜大1に集中するのか

教育費ピークの主な要因は「費用の重なり」です。

タイミング 発生する費用
高校3年(秋〜冬) 模試費用・大学受験料(1校3〜3.5万円)・受験遠征費
高校3年(1〜3月) 入学金(私立大学平均約24万円)・前期授業料
大学1年(4月) 施設費・諸経費・教科書代・下宿費用(一人暮らしの場合)
高校在籍期間中 就学支援金で補填される授業料以外の費用(施設費・通学費など)は全額自己負担

このように、受験〜入学の半年間に現金支出が集中します。積み立てが不十分だと、この時期に教育ローンや貯蓄の一括取り崩しに追い込まれます。


【早見表】子どもの年齢別・教育費ピーク年と年間費用目安

子どもが1人のケース

進路パターン ピーク年齢(子) 親の年齢目安(35歳出産) 年間教育費ピーク額
公立一本(小中公立→公立高→国公立大) 18〜19歳(高3〜大1) 53〜54歳 約100〜130万円
中受なし・私立高→私立文系大 18〜19歳(高3〜大1) 53〜54歳 約200〜260万円
中学受験あり・私立中高→私立大 11〜12歳(小4〜小6) 46〜47歳(第1ピーク) 約120〜160万円(塾代含む)
同上(第2ピーク) 18〜19歳(高3〜大1) 53〜54歳 約200〜260万円
私立理系・一人暮らし 18〜22歳(大1〜大4) 53〜57歳 約230〜350万円/年

※年間教育費は文部科学省「子供の学習費調査」令和5年度版・入学金・受験費用等を加算して試算。就学支援金適用後の実質負担を反映。

子どもが2人のケース(3歳差)

時期 上の子 下の子 年間教育費ピーク額
第1ピーク(上の子中学受験期) 小4〜小6(塾) 幼稚園〜小3 約120〜160万円
小康期 私立中〜高校 小4〜中3 約100〜180万円
第2ピーク(最大の山場) 大学1〜4年 高3〜大1 約250〜350万円

3歳差の2人きょうだいで最も費用が重なるのは、上の子が大学在学中・下の子が大学入学するタイミングです。この時期に年間300万円超の教育費が発生するケースも珍しくありません。


年収別シミュレーション:ピーク期に赤字になるか

世帯年収800万円(共働き・手取り約620万円)

費目 年間金額
生活費(食費・光熱費・通信費等) △200万円
住宅ローン △120万円
教育費ピーク(子1人・私立大1年) △200万円
残額 約100万円

ピーク年でも年間100万円の余裕が残ります。ただしこれは老後資金積み立てゼロが前提です。貯蓄・投資を継続しながらピークを乗り越えるには、事前のバッファ積み立てが欠かせません。

世帯年収600万円(共働き・手取り約470万円)

費目 年間金額
生活費 △200万円
住宅ローン △108万円
教育費ピーク(子1人・私立大1年) △200万円
残額 △38万円(赤字)

年収600万円で私立大・私立高の同時在籍は年間約38万円の赤字になります。子どもが小〜中学生のうちにバッファを積み立てておくことが必須です。


ピーク期を見据えた逆算スケジュール

子どもの年齢 親がやること
0〜6歳(未就学) 大学費用の目標額を設定し、月の積立額を決める(NISAを活用)
小学校低学年(7〜9歳) 就学支援金・修学支援新制度の仕組みを把握する
小学校高学年〜中学(10〜15歳) ピーク期バッファの積み立て開始。住宅ローンの繰り上げを検討
高校入学(16歳) 就学支援金の手続き完了。入学金専用口座の積み立て開始
高校3年(18歳) 大学受験費用を現金確保。奨学金申請の準備
大学入学(19歳) 初年度費用の支払い。在学中の家計プランを再設計

ピーク期の費用を軽減する公的制度

ピーク期に活用できる制度を事前に把握しておくことで、実質負担額を大きく下げられます。

制度 対象 年間上限額
就学支援金(高校) 全世帯(2026年4月〜所得制限撤廃) 私立全日制 約45.7万円(授業料のみ)
児童手当(高校生) 全世帯(2024年10月〜) 月1万円(年12万円)
修学支援新制度(大学) 多子世帯 or 年収約380万円未満 授業料減免+給付型奨学金

重要: 就学支援金は授業料のみ対象です。入学金・施設費・教材費・通学費は全額自己負担となります。「高校無償化」という言葉で費用ゼロと誤解しないようご注意ください(2026年4月時点)。


よくある Q&A

Q. 子どもが公立一本(小中高公立→国公立大)ならピークは小さい?

A. 公立コースは教育費ピークが私立の半分以下になります。ただし国公立大の受験は「センター試験・共通テスト+個別試験」で受験費用が複数回かかります。また塾代は公立でも発生するため、「塾なし国公立」でない限り一定のピークは生じます。

Q. 教育費ピーク期に老後資金の積み立てを止めてもいい?

A. iDeCoは所得控除効果が大きいため、できる限り継続することをお勧めします。NISAの積み立てはペナルティなしで一時停止できます。ピーク期の一時停止分は、ピーク後に増額することで補完できます。

Q. 子どもが進路を変えたら試算が全部狂う?

A. 進路が固まる前は「私立文系大を基準にした最大ケース」で試算しておくと安全です。公立・国公立に進む場合は想定より費用が下がるため、余裕が生まれます。

Q. 奨学金を借りさせることへの抵抗感がある

A. 給付型奨学金(返済不要)は積極的に活用すべきです。貸与型は子ども自身の将来収入で返済するという前提で、家計設計のオプションとして冷静に検討してください。親が全額用意することが子どものためになるとは限りません。


あなたの家庭の教育費ピーク時期を確認する

📊 Gaku-Simで教育費ピーク期の家計シミュレーションをする

子どもの学年・進路・世帯年収を入力するだけで、教育費ピーク期の年間費用と家計への影響が5分でわかります。「ピークはいつで、今から月いくら積み立てれば間に合うか」が一覧できます。

👉 無料で試算する → Gaku-Sim シミュレーター


関連記事

あなたの家庭の教育費の実態を数字で把握しませんか?

無料でシミュレーションする

登録不要・5分で完了