教育費ガイド

塾代が払えない…収入別の代替学習法と費用節約術

更新日:2026-04-20 / 小学1〜6年生・中学1〜3年生 / 塾費用・教育費

塾代が払えない状況は、珍しくない

「塾をやめたいけど子どもの学力が心配」「塾代が毎月5〜8万円で家計が苦しい」——このような状況を抱えている家庭は多くあります。

先に伝えておくべき重要な事実があります。「塾に通っていないと不利」は必ずしも正しくありません。 学力と塾への通塾は強い相関関係がありますが、通信教育・自学自習・映像授業を組み合わせることで十分な学力を維持できているケースも多くあります。

また、公的な補助制度を活用することで塾代の一部をまかなえる場合があります。


塾代の実態:どのくらいかかっているか

文部科学省「子供の学習費調査」令和5年度版によると、補助学習費(塾・家庭教師等)の年間平均は以下の通りです。

学校段階 年間平均(補助学習費)
公立小学生(小4〜6) 約13〜27万円
公立中学生 約32万円
私立中学生 約22万円

月換算すると、公立中学生で月2〜3万円が平均です。大手受験塾や週3〜4コマの個別指導塾では月5〜10万円に達することも珍しくありません。


費用を抑えられる代替手段

【月3,000〜5,000円】通信教育(タブレット学習)

サービス例 月額(一括払い) 特徴
スマイルゼミ(中学生) 6,270〜8,140円 AI自動分析・タブレット完結
進研ゼミ(中学生) 6,570〜7,270円 紙+デジタル・添削あり

塾月5万円をやめて通信教育(月7,000円)に切り替えた場合、年間で約50万円の節約になります。

【月2,000〜3,000円】映像授業サービス

  • スタディサプリ(月2,178円):5教科対応・学校授業の予習復習に最適
  • NHK for School(無料):理科・社会等の授業動画が豊富

映像授業は「先生の授業を何度でも見返せる」メリットがあり、自分のペースで進められます。

【月500〜3,000円】市販の参考書・問題集

書店で手に入る参考書(シリーズ500〜1,500円)を計画的に使うだけで、教科書レベルの学習は十分カバーできます。「学校の教科書ガイド」「ワーク系問題集」は費用対効果が高いです。

【月0〜3,000円】地域の学習支援

支援内容 費用 対象
公共図書館の自習スペース 無料 全学年
学校の補習・放課後学習 無料 在籍校の生徒
地域の学習支援NPO・ボランティア 無料〜低額 主に中学生
放課後子供教室(文科省事業) 無料〜低額 小学生

公的な補助制度で塾代をまかなえるか

東京都・自治体の塾代助成制度

東京23区では「塾代助成」を実施している区があります。条件を満たすと月額最大1万円の助成が受けられます。

  • 対象:子どもの学習支援制度(生活保護・非課税世帯等)
  • 金額:自治体によって異なる(月5,000〜10,000円程度)
  • 確認方法:お住まいの市区町村の教育委員会・子育て支援課

就学援助制度

公立小中学校では、低所得世帯向けに「学用品費・給食費」の援助を行う就学援助制度があります。塾代の直接補助ではありませんが、家計全体の負担軽減につながります。


年収別のおすすめ対策

年収400万円以下の場合

公的補助制度(就学援助・塾代助成)を最大限活用し、学習は映像授業+市販教材でカバーすることを優先してください。

年収400〜600万円の場合

通信教育(月6,000〜8,000円)を活用し、週1回の個人塾(月8,000〜12,000円)と組み合わせる方法があります。大手受験塾は費用が跳ね上がるため、本当に必要な時期(中3・受験直前)に絞るのが効果的です。

年収600万円以上・家計が苦しい場合

家計全体の見直し(住居費・保険料・通信費)を優先した上で、塾への投資額を「受験学年のみ」に絞るのが有効です。小学校低学年〜中学2年生まで通信教育で基礎固めし、受験前年に塾を活用するプランも選択肢になります。


費用を削っても学力を維持するための3原則

原則①:「毎日少しずつ」の学習習慣を維持する 塾がなくなると学習時間が減りやすいため、1日15〜30分でも継続できる仕組みを作ることが最重要です。

原則②:「学校の授業を軸にする」 塾は学校授業の補完であり、学校の授業を軸に据えると費用が最小化できます。教科書・学校配布ワークを完璧にすることが基本です。

原則③:「弱点を一つに絞って集中する」 費用を抑える場合は「全教科塾で習う」のではなく「一番苦手な科目だけに投資」する考え方が効果的です。


よくある疑問 Q&A

Q. 塾なしで公立高校の上位校に合格できますか?

A. できます。公立高校入試では「学校の成績(内申点)+当日の筆記試験」が合否を決めます。塾なしで自学自習で合格する生徒も毎年います。学校授業への集中+受験問題集の演習が基本戦略です。

Q. 通信教育は塾の完全な代替になりますか?

A. 「教わる」環境や仲間意識・競争心は塾特有のものです。一方、費用対効果・柔軟性・負担感は通信教育が優れています。子どもの学習スタイル(自分で進める力があるか)によって効果が変わります。

Q. 月1万円以内で受験対策はできますか?

A. 難しいですが不可能ではありません。映像授業(スタディサプリ:月2,178円)+市販問題集(月2,000〜3,000円)の組み合わせで月5,000円以下での受験対策も実践している家庭があります。ただし、難関校受験では追加投資が必要になる場合が多いです。


国語・読解力を低コストで鍛える

国語は独学・家庭学習との相性が比較的良い科目です。読解力・速読力を専門的に鍛えたい場合は、オンラインで受講できる専門プログラムも選択肢になります。

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