教育費ガイド

子ども2人の教育費ピークはいつ?年齢差別に試算

更新日:2026-05-15 / 小学生・中学生・高校生・大学生 / 教育費ピーク・家計シミュレーション

結論:子ども2人の教育費ピークは「大学入学」と「受験」が重なる年です

子どもが2人いる家庭の教育費は、単純に1人分の2倍ではありません。大きな支出が同じ年に重なることで、家計の負担が一気に増えます。

結論から言うと、教育費ピークは、上の子の大学入学・大学在学と、下の子の高校受験・大学受験が重なる時期に起こりやすいです。特に2〜4歳差のきょうだいでは、塾代、受験料、入学金、授業料が連続して発生します。

この記事では、年齢差ごとのピーク時期と、事前に準備すべき費用を整理します。


教育費ピークを作る4つの支出

教育費ピークは、毎月の学校費用だけでなく、まとまった一時金が重なることで起こります。

支出 発生しやすい時期
塾代・講習代 小6・中3・高3
受験料・模試代 受験学年
入学金・制服・教材費 中学・高校・大学の入学時
大学授業料・仕送り 大学在学中

文部科学省「子供の学習費調査」令和5年度版によると、年間学習費は公立中学校で約54.2万円、私立中学校で約156万円、公立高校で約59.8万円、私立高校で約103万円です。ここに受験塾や大学費用が加わると、ピーク年の負担は平均値を大きく超えます。

大学費用は、国立大学の初年度で約81.8万円、私立大学平均で約147.7万円が目安です。自宅外通学なら仕送りや住居費も加わります。


2歳差:大学費用と高校費用が連続しやすい

2歳差のきょうだいでは、上の子が大学生になった直後に、下の子の高校・大学受験期が近づきます。

上の子 下の子 起こりやすい支出
高3 高1 上の子の大学受験、下の子の高校入学後費用
大1 高2 大学初年度費用、下の子の塾代増加
大2 高3 大学授業料、下の子の大学受験費用
大3 大1 2人分の大学費用

2歳差のピークは、大学費用が数年にわたって重なりやすい点です。上の子の大学初年度だけで終わらず、下の子が大学に入ると2人分の授業料が同時に発生します。


3歳差:大学受験と高校受験が同じ年になりやすい

3歳差は、受験が重なりやすい年齢差です。

上の子 下の子 起こりやすい支出
高3 中3 大学受験と高校受験が同時
大1 高1 大学初年度費用と高校入学費用
大4 大1 大学卒業前と大学初年度費用

上の子が高校3年生、下の子が中学3年生の年は、塾代が2人分になりやすいです。大学受験塾と高校受験塾が重なると、月10万〜15万円の教育費になる家庭もあります。

翌年には、上の子の大学初年度費用と、下の子の高校入学後費用が重なります。3歳差では「受験の年」と「入学後の年」の2年連続で負担が大きくなる点に注意が必要です。


4歳差:ピークは分散するが長く続きやすい

4歳差は、受験の重なりはやや分散しやすい一方で、教育費の高い時期が長く続きます。

上の子 下の子 起こりやすい支出
高3 中2 上の子の大学受験、下の子の塾準備
大1 中3 大学初年度費用、下の子の高校受験
大4 高3 上の子の大学最終年、下の子の大学受験

一度に最大額が来るというより、大学費用と受験費用が数年おきに続くイメージです。長期で見ると、貯蓄を回復する期間が短くなりやすいです。


ピーク前に準備するべきこと

教育費ピークを乗り切るには、「いつ」「いくら」が見えていることが重要です。

1. 子どもごとの年表を作る

上の子と下の子の学年を並べ、受験・入学・大学在学の年を確認します。年齢差だけでなく、浪人、自宅外通学、私立進学の可能性も考慮しておくと安全です。

2. 塾代を受験学年だけで見ない

受験学年の塾代は高くなりますが、その前後にも講習、模試、入学準備費が発生します。最低でも3年単位で見積もる必要があります。

3. 大学初年度費用を別枠で用意する

大学初年度費用は、入学前後にまとまって必要になります。塾代で貯蓄を使い切ると、入学金や授業料の支払いで苦しくなります。


よくある誤解 Q&A

Q. 子ども2人なら教育費は単純に2倍ですか?

A. 2倍では済まない年があります。受験、入学、大学在学が重なる年は、通常年より大きく膨らみます。一方で、年齢差によってピークが分散することもあります。

Q. 3歳差は教育費が一番きついですか?

A. 3歳差は受験が重なりやすいため、短期的な負担は大きくなりやすいです。ただし2歳差や4歳差でも、大学費用が重なる時期は重くなります。

Q. 児童手当を教育費に回せば足りますか?

A. 児童手当は教育費準備に役立ちますが、塾代や大学初年度費用をすべてまかなえる金額ではありません。2024年10月以降、3歳〜高校生年代は第1・2子で月1万円、第3子以降で月3万円が基本ですが、別途積み立て計画が必要です。

Q. ピーク時に貯蓄を取り崩すのは悪いことですか?

A. 予定された取り崩しなら問題ありません。危険なのは、ピークを把握しておらず、生活防衛費や老後資金まで崩してしまうことです。


あなたの家庭の実質負担額を計算する

子ども2人の教育費ピークは、年齢差と進路で大きく変わります。今の学年から大学卒業までを並べて、どの年に支出が集中するか確認しておきましょう。


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