教育費ガイド

子どもを塾に2つ掛け持ちさせている…費用対効果は?整理する方法

更新日:2026-04-27 / 小学1〜6年生・中学1〜3年生 / 塾費用・学習サポート

結論:塾の掛け持ちは月5〜10万円超になりがち——費用と負担を整理してやめ時を見極める

「学習塾と英会話スクール」「集団塾と個別指導」など、2つ以上の塾を掛け持ちしているご家庭は少なくありません。しかし月謝を合計すると5〜10万円以上になっているケースもあり、「本当に必要か?」と疑問を感じ始める親御さんも多い。

掛け持ちが効果的なケースもありますが、多くは「1つにまとめる or 1つやめる」ことで子どもの負担も費用も減り、成績が上がることがあります。


塾を掛け持ちしている家庭の実態

文部科学省「子供の学習費調査(令和5年度版)」によると、学校外活動費(塾・習い事)への支出は以下の通りです。

学校段階 学校外活動費(平均)
公立小学校 約15万円/年
私立小学校 約65万円/年
公立中学校 約30万円/年
私立中学校 約52万円/年

出典:文部科学省「子供の学習費調査」令和5年度版

この平均値を大きく上回っている場合、掛け持ちによる費用過多になっている可能性があります。


掛け持ちが「効果的」なケース

以下の条件がそろっている場合、掛け持ちは合理的です。

条件 具体例
明確に目的が異なる 集団塾(受験対策)+英会話教室(コミュニケーション力)
科目の穴が明確 集団塾(5科目)+個別(数学のみ補強)
子どもが両方やりたがっている 本人の意欲・負担感が問題ない
家計的に無理のない範囲 収入の5〜7%以内が塾費用の目安

掛け持ちが「問題」なケース

以下に当てはまる場合は整理が必要です。

  • 子どもが疲れていて自由時間がほとんどない
  • どちらの塾でも宿題が出て、どちらも中途半端になっている
  • 月謝合計が家計の8〜10%を超えている
  • 片方の塾での成績・成果が見えない
  • 「やめたい」と子どもが言い出している

費用を整理する:よくある掛け持ちパターンと月額

パターン1:集団塾+個別指導(中学生)

内訳 月額
集団塾(5科目) 25,000〜40,000円
個別指導(数学のみ) 20,000〜35,000円
合計 45,000〜75,000円

→ 年間換算:54〜90万円(講習込みだと80〜120万円超)

パターン2:学習塾+英会話スクール(小学生)

内訳 月額
学習塾(国算2科目) 12,000〜20,000円
英会話スクール 8,000〜15,000円
合計 20,000〜35,000円

→ 年間換算:24〜42万円

パターン3:進学塾+通信教育(小学高学年・中受準備)

内訳 月額
進学塾(週3) 40,000〜60,000円
通信教育(進研ゼミなど) 3,000〜5,000円
合計 43,000〜65,000円

通信教育分はほぼ未活用になっていることも多く、この場合はやめて費用を削減するべきです。


掛け持ちを整理する:1本化の手順

ステップ1:目的を書き出す

各塾に「なぜ通わせているか」を明記します。

例:

  • A塾:受験対策・苦手な数学を補強
  • B塾:英語の基礎力をつけたい

→ 目的が重複していないか確認。重複しているなら片方でカバーできます。

ステップ2:成果を比較する

各塾に通い始めてから「何が変わったか」を評価します。

  • 成績が上がった科目は?
  • 先生との相性は?
  • 宿題の量・質は適切か?

ステップ3:やめる候補を決める

  • 目的が達成できている → その塾の役割は終わり。やめ時。
  • 成果が見えない → 続けるより別の方法を探す。
  • 子どもが嫌がっている → 無理に続けても効果は出ない。

ステップ4:1本化後の不安をどう補うか

やめた塾の役割を、残す塾・通信教育・自学習でどう補うかを計画します。


よくある誤解 Q&A

Q:掛け持ちをやめると成績が落ちる?

A:必ずしもそうではありません。2つに分散していたエネルギーが1つに集中することで、成績が上がるケースも多くあります。

Q:「念のため」で続けている塾は続けるべき?

A:「念のため」は費用対効果が最も低い理由です。明確な目的がなければやめることを検討してください。

Q:受験直前は掛け持ちを増やすべき?

A:むしろ逆です。受験直前は学習の質と集中度が重要で、通塾時間・切り替えコストを減らして1つに絞る方が成果が出やすい傾向があります。

Q:やめると子どもが「やっぱり続ければよかった」と後悔しない?

A:やめる前に子どもと一緒に「やめる理由」「代わりにどうするか」を話し合うことで納得感が生まれます。親が一方的に決めるより、子ども自身が納得できる形が重要です。


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