教育費ガイド

時短勤務で年収ダウン…教育費は大丈夫?共働き世帯の試算

更新日:2026-04-20 / 小学1〜6年生・中学1〜3年生 / 教育費・家計管理

時短勤務で年収が下がったら、教育費はどうなる?

「子どもの小学校入学に合わせて時短に切り替えた。年収が100万円以上落ちて教育費の積み立てが厳しい」「保育園が終わって時短にしたら、逆に教育費が増えた」——共働き世帯では、ライフイベントに伴う収入変動が教育費の計画を狂わせることがあります。

先に結論をお伝えします。時短勤務による年収ダウンは、適切な優先順位付けと家計の再設計で乗り越えられます。 教育費を「削るもの」ではなく「守るもの」として位置づけ、他の支出を見直すことが先決です。


時短勤務による年収ダウンの実態

時短による収入減少の目安

フルタイム→時短(6時間/日)に変更した場合:

フルタイム年収 時短後の年収(目安) 年収ダウン額
400万円 約280〜320万円 約80〜120万円
500万円 約340〜400万円 約100〜160万円
600万円 約400〜480万円 約120〜200万円

時短は「所定労働時間の75〜80%勤務」が一般的なため、年収も約20〜25%減少することが多いです。

年収ダウンが家計に与える影響

年収500万円→400万円(100万円減)の場合、手取りで月換算すると:

  • 手取り年収差:約73〜80万円減
  • 月換算:約6〜7万円/月の収入減少

この「月6〜7万円」が教育費積み立て・生活費・老後資産形成に影響します。


時短前後の家計シミュレーション

モデルケース:

  • 夫:フルタイム・年収600万円(手取り月42万円)
  • 妻:時短前400万円 → 時短後280万円(手取り:時短前26万円→時短後18万円)
  • 子ども:2人(小学生・未就学児)
費用項目 時短前 時短後
世帯手取り月収 約68万円 約60万円
住宅ローン 12万円 12万円
生活費(食費・光熱・通信等) 20万円 20万円
教育費(学校・習い事) 5万円 5万円
教育費積み立て 2万円 1万円(減額)
老後積み立て(NISA等) 3万円 1万円(減額)
保険料 2万円 2万円
可処分(予備費・余暇) 24万円 19万円

時短後は月5万円の余裕が減りますが、教育費積み立ての完全停止は避け「月1万円継続」が可能です。


時短期間中に教育費を守る5つの対策

対策①:子ども手当・給付金を積み立てに直結させる

時短中の積み立て財源として最も有効なのは、毎月受け取る児童手当(月10,000〜15,000円)を丸ごと教育費積み立て口座に自動振込する方法です。収入の波に左右されずに積み立てを継続できます。

対策②:「守る積み立て」と「増やす積み立て」を分ける

時短中は積み立てを2層に分けて管理すると整理しやすいです。

積み立ての種類 優先度 時短中の対応
教育費専用口座(定期預金等) 最優先・死守 月1〜2万円を最低ライン
NISA・投資信託 2番手 月3,000〜5,000円に減額
老後資産(iDeCo等) 中期 一時的に最低掛金に変更

対策③:保育園終了→学童費用増加の差額を確認する

保育園終了後に時短に移行する場合、保育料がなくなる一方で学童保育費(月8,000〜30,000円)が発生します。「保育料がなくなったから余裕がある」と思っていたら習い事費用に消えていた、というケースが多いです。費用の入れ替わりを正確に把握してください。

対策④:固定費を見直して積み立て財源を捻出する

教育費より先に見直すべき固定費:

  • 通信費(スマホ:大手3社→格安SIMで月5,000〜10,000円節約)
  • 保険料(不要な保険・過剰な保障の見直し:月5,000〜20,000円節約)
  • サブスクリプション(動画・音楽等:月3,000〜10,000円節約)

固定費の見直しで月1〜2万円の財源を確保できると、教育費積み立ての継続が現実的になります。

対策⑤:時短解除・フルタイム復帰のタイミングを逆算する

時短はあくまで一時的な状態です。「子どもが何歳になったらフルタイムに戻れるか」を想定し、時短中は「最低ラインを守り、復帰後に増額」という計画を立てることが重要です。


時短期間中の教育費の優先順位

限られた資金の中でどこに投資するかの優先順位:

  1. 現在の学校・習い事費用(子どもの今の経験)
  2. 教育費積み立て最低ライン(月1万円以上)
  3. 緊急資金の確保(3〜6か月分の生活費)
  4. 老後資産(NISA・iDeCo)の継続(月最低額)
  5. 教育費積み立ての増額(フルタイム復帰後)

よくある疑問 Q&A

Q. 時短中にNISAを止めるのはもったいないですか?

A. 停止より減額継続が望ましいです。月100円でも継続できれば非課税運用は維持されます。復帰後に増額すれば年間120万円の枠(つみたて投資枠)を使えます。停止期間中に逃した非課税メリットは取り戻せません。

Q. 時短中に教育ローンを組む必要はありますか?

A. 現在の教育費(習い事・塾)を維持するために教育ローンを組むことは基本的に不要です。大学進学・私立高校の入学金など一時的な大きな出費に対しては教育ローンを検討する価値がありますが、月々の費用にローンを使うことは避けてください。

Q. 時短は何年続ける予定か夫婦で話し合うべきですか?

A. 話し合うことを強くお勧めします。「いつまで時短か」が不明瞭なまま家計管理をすると、教育費積み立ての計画が立てられません。子どもの小学校入学・学童卒業などのタイミングを目安にフルタイム復帰の計画を作ることが、長期の教育費戦略につながります。


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